ヒト試験の種類・価格例
有効性試験10
眼
試験概要
- 試験デザイン
- 二重盲検並行群間比較試験
- 試験対象者
- 慢性的では無いが眼に疲労感を感じやすい成人男女
- 試験参加者
- SCR n=120名 ⇒ n=30名×2群
- 使用期間
- 12週間
- 検査回数
- 4回 (スクリーニング兼0W‐4W‐8W‐12W)
- 検査項目
-
- 身体計測
- 理学検査
- 尿検査
- 血液検査
- 調整機能検査(目のピント等)
- シルマーテスト、BUT(ドライアイ)
- アンケート(VAS等)
試験スケジュール
調節機能検査
眼の疲労感やピントの調整機能等を、定量的に確認するこができる検査です。
水晶体の厚みを調節することでピントを合わせる働きがある、毛様体筋の固有の振動( HFC(High Frequency Component))を測定し、それを評価します。
シルマー検査
シルマー試験とは
涙の分泌量を調べる検査で、ドライアイ、結膜弛緩症、シェーグレン症候群等の診断に用いられている。
方法
メモリのついた専用の濾紙を下まぶたに挟まるように5分間かけ、涙でぬれた長さを測定します。その長さが5mm以下の場合、シルマー試験陽性となり、ドライアイの可能性があります。
その他検査
涙膜破壊時間(BUT)検査
10秒間、瞬きをしないで目を開けたままにして、「目を開いてから、目の表面の涙の層が乱れるまでの時間(涙液層破壊時間:BUT=BreakUpTime)」を測ります。
BUTが5秒以下の場合、ドライアイが疑われます。
参考資料:https://dryeye.ne.jp/wp/wp-content/themes/dryeye/file/dryeye_guideline.pdf
涙液中酸化ストレス(8-OHdG、PRL)検査
シルマーテストで使う試験紙で涙液を採取し、それに含まれる8-OHdG、PRLを測定します。タンパク質量で補正します。
- 8-OHdG
- PRL
コントラスト感度
視覚機能の評価として、コントラスト感度の測定が可能です。
コントラスト感度とは
明暗や濃淡を区別する能力。
視力とは別に、コントラストの違いを見分けることができるかどうかの指標。
網膜疾患等により、視力は変化しなくても、眩しく見える見え方に変化が起こることがあり、そのような状態を判別することが可能な指標。
夜間視力検査(暗順応検査)
明るいところから暗いとこへ移動した時、暗がりに目が慣れていく状態の機能を検査する。
一定時間明るいところで目をならした後、暗い状況の中で、何秒間で一定の視力値が確認できるか測定する検査。
眼の疲労感の評価アンケート
疲労感VAS
評価方法
両端に最小と最大の疲れの程度が示されている100mmの直線があり、想像出来る最良の状態(疲れを全く感じない最良の感覚)を0mm、最悪の状態(何もできないほど疲れきった最悪の感覚)を100mmとして、その直線上に現在の疲労の程度をマークすることで客観的に評価する。
参照:一般社団法人 日本疲労学会 https://j-fatigue.jp/info/guideline2024/
価格例
- 試験名:
- 眼の疲労感試験
- デザイン:
- 非盲検単群試験
- 症例数
- SCR15人、本試験10人
- 摂取期間
- 12週間
- 検査回数
- 4回(SCR兼0W‐4W‐8W‐12W)
- 合計費用(税別)
- ¥4,400,000
※検査内容の詳細につきましてはお問い合わせください